検査、検査、検査

即、入院となり、翌日から検査検査の日々というのに、母は、個室でいいお部屋だとか、病院食は美味しいとか、私達を心配させないように振舞っていました。

私の方は、ネットで母がこれから受けるであろう肺がんの検査について、調べまくりです。

中でも、気管支鏡検査というのが、相当辛そううだと分かり、何とかこの検査を回避できないか、と父に相談するも、医療関係者である父曰く、しっかり調べて、癌が何者であるかを見極めないでは、お医者様も治療をしないよ。との一言で、私が覚悟を決める始末でした。

 

さて、この気管支鏡に備えて、ネットで調べた俄か知識により、母と練習を開始しました。

まず、喉に軽い麻酔をして、気管支に麻酔を吹き付けながら、内視鏡検査を進めていくとの事で、この進めていく過程が非常に苦しく、死ぬ思いだったと、多くの方が嘆かれていました。攻略法として、最初の喉に麻酔を吹き付ける時点で、同時に息を思い切って吸い込み、気管支にも予麻酔がかかった状態になれば、幾らか楽だとの記述を見つけ、このタイミング法を練習開始したのです。

そして、当日は、、大成功!母は、「お姉ちゃんが教えてくれた様にやったら、本当に大丈夫だったよ!」との事で、安心したのも束の間、本当に大変だったのは、膵臓に転移しているかもしれないための検査と大腸内視鏡検査だったのです。

膵臓の検査は、いわゆる胃カメラをもっと奥まで進めて、造影剤を注入してレントゲンを撮りますが、この胃カメラが全く上手く行かなかったのです。

麻酔は口と食道の入り口まで効くのですが、食道は効いていませんから、相当苦しく、検査途中でとうとう中止となってしまったそうです。あーあ。可哀想な事をしました。

なので、また、検査日が延びてしまいました。次回は、眠り薬を点滴しながらのリベンジとなりました。

初めから眠り薬を使用されることをお勧めいたします。

そして、大腸内視鏡検査については、糖尿病持ちの母には、散々な結果となってしまったのです。結論から申しますと、こちらも、途中で中止となりました。

前日からの検査食と、下剤の服用で便を透明になるまで出せると思っていたのですが、水分を多く取ってとの事も問題なく取ったはずでしたが、、今考えれば、これっぽっち多く水分を取っただけで、便が出し切れるはずもないのです。完全に油断してしまいました。

だって、私が胃腸専門病院で検査食と下剤をかけた時は、明らかに下剤の種類が違い、水2リットル近くに溶かして飲むタイプで、夜通し出して綺麗になっていた、くらいのものだったのに、母の場合は、下剤をコップ一杯に溶かして飲んだ後は、なるべく多めに水分を取るとだけあるのです。自動的に母にはあまり水分を摂りすぎるといけないとの考えが湧いたそうで、、おそらく、お腹がゆるくなりすぎるとでも思ったのでしょうが、結果、水分は程々にしか取れておらず、、これでは、綺麗に便を出し切れるはずもないんですよね。

そして、病院で浣腸エース(古い!)となった訳ですが、、、

つづく